VIPカーへの改造による、その車種に対するイメージの悪化を嫌う人もいる。これは派手な内外装、車の出す騒音、一部の違法改造、あるいは所有者自身の印象から、一般的には暴走族と見なされることが多いためである。
ただ、純正の改造パーツの中にも派手なものはあり(代表的なものとしてJZS161アリストV300ベルテックス、20系後期セルシオの純正アルミホイール)、VIPカー的なドレスアップに限らず、メーカーがこういったクルマの改造を根本から否定しているとは考え難い。なお、自動車本体のデザイナーと純正改造パーツのデザイナーが異なる事が大半であるため、改造パーツを装着した車は、たとえ純正であろうとデザイナーの意図したデザインとは限らない。
VIPカーにおいてはベース車両のランクもさることながら、パーツのブランドも重要視される。
有名なものはインパル、ジャンクションプロデュース、エボリューション、アドミレイション、WALD、インシュランス、ワイズ、ギャルソン(D・A・D含む)、ファブレスなどがある。そのほかブレーン、K-BREAKなど、全国的に有名なVIPカーオーナーが設立したメーカーもある。
ホイールのブランドとしてはOZレーシング、ワーク、BBS、MAE、タケチプロジェクト、SSR、スピードスターなどがあり、これらのブランドの中には、さらに細分化された商品ブランドを有するものもある。また、BMWチューナーのアルピナや、メルセデスチューナーのブラバス、ロリンザーなどのホイールが加工流用されることもある。
改造は「ショップ」と呼ばれる板金塗装店で行うのが一般的である。この「ショップ」の選択も重要とされている。
VIPカーのオーナーを対象として、チームやクラブ、連合などと呼ばれる団体や、ミーティング、イベント、ドレコン(ドレスアップカーコンテスト)などと呼ばれる集会がある。これらは暴走族とは異なり全国規模になることが多い。そのため、プレートと呼ばれるフロントガラスに提示する室内用装飾品やステッカーなどで自らが所属する団体をアピールしていることが多々ある。
専従の運転手がおり、オーナー本人は後席に乗車する一般社会の“ショーファードリブン・カー”(リムジン)ではなく、“オーナー自らハンドルを握って運転する”という違いには注意しなければならない。当然ながら一般にVIP(ヴイ・アイ・ピー)として扱われるのは後席の乗員である。なお、「VIP」を「ビップ(ヴィップ)」と読むのは、語学的には誤りである。また、アメリカ合衆国等北米ではVIPを「ヴィップ」と呼ぶのは軽蔑的な意味になる。
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なお、専門誌、特にVIPCAR誌が意図的に上記のような改造高級大型セダンを「ビップカー」と名づけたのは、ショーファードリブン・カーのイメージを敢えて打ち消すためであると公式コメントを発表しているが、「VIP」は前述の通り「ブイ・アイ・ピー」と発音するのが正しいものであるため、この意図は広く理解されることなく定着してしまい、誤りを誤りであると気付かずそのまま使用したものと一般的に解釈されるようになってしまった。
VIPカーという言葉の語源は、古くはY30型セドリック/グロリアにおいて1984年1月に追加された旗艦モデル「V30EブロアムVIP」からという説や、雑誌『ヤングオート』(現在休刊)のコーナー、VIPCLUBであったという説などがある。
外観が特徴的で目立ちやすい事から、マナーの悪さが目立ち悪印象を抱かれる事も多く、Very Immoral Person's carの略と揶揄されることもある。
また、自分の車に「BIP」と書かれたシールを貼った者が目撃されている事から、蔑む意味でわざと「BIPカー」と呼ぶ場合もあるが(似たような例にX JAPANのhideが逝去した際に車のリアガラスにカッティングシートで文字を貼っていたが、「X-japan hide Forever」とする所を「hibe」として居た為、一時期ネットコミュニティでは同語を用いて揶揄していた)、これは「ボロいVIPカー」や「馬鹿の乗るVIPカー」と意味づけされている。「ボロい」とは、VIPカーに改造される車は年式落ちで安価に入手することができる型落ち高級車が使われることを指摘している。